【変革会議】時代に合った組織変革とは
「若手にもっと主体的に動いてほしい…」
経営層からの期待と、現場の現実とのギャップに悩む人事担当者様は少なくありません。
変化の激しい現代において、指示待ちではなく自ら考え行動できる「自律型人材」の育成は、企業の持続的成長に不可欠です。しかし、従来の研修だけではなかなか効果が見えない、という声も聞かれます。
本記事では、基本的な知識をお持ちの人事担当者様に向けて、若手の主体性を阻む構造的な要因を深掘りし、研修を通じて真の「主体性」を引き出すための実践的なアプローチ、そして研修効果を最大化する組織的な仕掛けについて、具体的なヒントを提供します。
多くの企業で、若手社員の育成が重要な経営課題となっています。特に近年、「主体性」の重要度が増している背景には、以下のような環境変化があります。
将来予測が困難な時代において、変化に柔軟に対応し、自ら課題を見つけ解決していく能力が不可欠です。
新しい価値を創造するには、既存の枠にとらわれず、若手ならではの発想や行動力が求められます。
リモートワークの普及などにより、指示がなくても自律的に業務を遂行できる人材が価値を発揮します。
ここで言う「主体性」とは、単なる「やる気」や「モチベーション」とは異なります。「自らの意思と判断に基づき、責任を持って行動すること」、具体的には、指示を待つのではなく、自ら課題を発見し、解決策を考え、周囲を巻き込みながら実行に移せる力を指します。
このような主体性を持つ若手社員は、組織の活性化と持続的成長の原動力となるのです。
若手の主体性が見られないとき、「本人の意欲が低い」「最近の若者は…」といった個人要因に帰結させてしまうのは早計です。
もちろん、仕事への慣れによるマンネリ化や、努力が認められないことによる意欲低下(※既存テキスト「仕事のマンネリ化」「承認とフィードバックの欠如」の内容を簡潔に言及)も一因ですが、より深く掘り下げると、個人の問題だけでは片付けられない構造的な要因が見えてきます。
「失敗したら評価が下がる」「意見を言っても無駄だ」と感じる環境では、若手は挑戦や発言をためらいます。安心して試行錯誤できる風土がなければ、主体性は育まれません。
上司が細かく指示・管理しすぎると、若手は自分で考える機会を失い、「言われたことだけやればいい」という受け身姿勢になりがちです。適切な権限移譲が重要です。
自分の仕事が組織全体の目標にどう貢献しているのか、何のためにこの業務を行うのかが見えないと、当事者意識を持ちにくくなります。「作業」としてしか捉えられず、主体的な工夫や改善意欲は湧きません。
ルーチンワークばかりで挑戦的な業務が与えられない、小さな成功体験を積む機会がない、といった状況では、「自分は成長している」という実感を得られず、自信と意欲を失いがちです。
部下の意見に耳を傾けず指示ばかり出す、失敗を許容しない、主体的な行動を支援しないといった上司の関わり方は、若手の主体性を著しく阻害します。
前例踏襲主義が強く新しい提案が通りにくい、部署間の連携が悪く協力を得にくい、といった組織全体の文化や風土も、若手の主体的な行動を妨げる要因となります。
主体性阻害要因が組織にある場合、研修だけで全てを解決することは困難です。
しかし、研修は若手社員自身の「意識」と「行動」に変容を促す強力なきっかけとなり得ます。主体性を引き出す研修は、単なる知識・スキル習得に留まらず、以下の要素に焦点を当てる必要があります。
当事者意識の醸成: 仕事を「自分ごと」として捉え、責任感を持つ意識を育む。
目的意識の向上: 「何のためにやるのか」を常に考え、業務の意義を見出す力を養う。
成長マインドセットの獲得: 失敗を学びの機会と捉え、挑戦を恐れない姿勢を身につける。
課題発見・解決能力: 現状を分析し、本質的な課題を見つけ出す力、解決策を立案する力。
論理的思考力・計画力: 筋道を立てて考え、計画的に物事を進める力。
巻き込み力(コミュニケーション・ファシリテーション): 上司や同僚、他部署など、周囲と効果的に連携し、協力を得ながら目標を達成する力。
自らの経験を客観的に振り返り、学びや気づきを得て、次の行動に活かすプロセスを習慣づける。自己成長を加速させる上で不可欠です。
他部署の業務体験、社外交流、異業種ワークショップなどを通じて、多様な価値観に触れ、自身の固定観念を打破し、新たな視点を得る。
効果的に主体性を引き出すためには、研修の「設計」と、その効果を持続させるための「仕掛け」が重要です。
「誰に」「どのような主体性を」「どのように発揮してほしいか」を具体的に定義し、受講者本人だけでなく、必ず上司にも研修の目的と期待する役割を明確に伝えます。
なぜこの研修が必要なのか、学ぶことでどう成長できるのかを伝え、受講者の「受けたい」という意欲を引き出します。
一方的な講義ではなく、リアルな業務に近いケーススタディ、ロールプレイング、グループワークなどを多く取り入れ、「やってみる」経験を重視します。
経験を振り返り、そこから学びを得るための「内省」の時間を確保し、受講者同士の意見交換やフィードバックを通じて、多角的な視点を得られるようにファシリテートします。
研修中は「失敗しても大丈夫」というメッセージを伝え、安心して発言・挑戦できる雰囲気を作ることが、主体的な行動を引き出す上で極めて重要です。
研修で学んだことを現場でどう活かすか、具体的なアクションプランを作成させ、上司がその実践を把握し、励まし、サポートする体制を整えます。小さな成功体験を積ませることが鍵です。
研修終了後も、定期的なフォローアップ研修、実践報告会、上司やメンターとの1on1などを通じて、行動変容を促し、その効果(行動の変化、意識の変化、成果への貢献など)を多角的に測定・評価します。
若手の主体性が発揮されないという課題は、単に若手社員個人の意識や能力の問題ではありません。その背景には、心理的安全性の欠如、裁量権の不足、目的共有の曖昧さといった、組織全体の構造や文化、マネジメントスタイルが深く関わっています。
したがって、研修を通じて若手の意識やスキルを高めるだけでは十分ではありません。管理職が部下の挑戦を後押しし、失敗を許容する姿勢を示し、経営層が主体性を尊重する方針を明確に打ち出すなど、組織全体で主体的な行動を奨励し、支援する環境を整備することが、若手の主体性を真に引き出す鍵となります。
若手への研修と、それを支える組織的な取り組みが両輪となって初めて、研修効果は最大化されます。組織全体で主体性を育む文化を醸成していくことが、若手一人ひとりの可能性を開花させ、ひいては変化に強く持続可能な「自律型組織」への進化につながるのです。
自律型人材の育成で、
多数の大手企業を組織変革に導く
レアリゼは社員研修・人材育成に秀でた企業で、組織や受講生の課題に合わせたオーダーメイド研修を提供しています。サーバントリーダーシップを推奨しており、これまで富士フイルムやベネッセ、ソニー、NTTなど大手企業の組織変革に導いた実績があります。
代表の真田氏は、これまで組織変革や人材育成に関する書籍を多数出版し、セミナーにも引っ張りだこ。サーバントリーダーシップ協会を自ら設立し、理事長を務めています。
引用元:レアリゼ公式HP https://www.realiser.co.jp/
レアリゼは組織課題解決のための社員研修、人材育成の専門企業です。代表の真田氏は日本サーバントリーダーシップ協会を設立し、現理事長としてサーバントリーダーシップの普及を通じてさまざまな分野のリーダー育成に注力しています。
レアリゼはよくある研修会社ではありません。長年にわたり心理学や脳機能、進化生物学などを研究し、「人の行動メカニズム」を体系化。人は理屈では動かないと知っているからこそ、本当に効果のある研修や人材育成のサービスを提供できるのです。
富士フイルムやベネッセ、ソニー、NTTといった日本を代表するさまざまな大手企業の人材育成に関与していることが、レアリゼの人材育成・研修の質の高さの証明と言っても過言ではないでしょう。
真田 茂人氏
必要になるのは
目的意識と巻き込み力
上司に言われたことをただやるだけでなく、自分で考えて行動する自律型人材になる必要があります。そのためには、仕事の目的を意識して取り組むことが必要です。
同じく、周囲の人の力を借りながら仕事を進める巻き込み力も必要です。どうすれば、人に協力してもらえるか、そのために自分は他人にどう働きかけるのか。つまり、若手としてのリーダーシップを身につけられる研修を実施しています。